ユーコンの川旅

キャンプ・ストーブ

 ユーコンの日記はまたしても先送り・・・。

 今日は当時の必需品アイテムをご紹介いたします。
ストーブと言っても、部屋を暖めるストーブではなく、いわゆるガスコンロ?です。

  国産ストーブですが、海外でも販売しており(つまり修理も可能)、ホワイト
ガス(ガソリン)でも、ガスカートリッジ(ボンベ)でも使えるやつで、更に極力軽
い重量のものを選びました。

 アウドドアグッズは、携帯性(軽さ)、世界基準(メンテ)、応用性(液体・ガス)
そして信頼(愛着)があるものがいい。

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 久し振りに、倉庫から引っ張りだしてみたら、ヒートプレートという部分がす
っかり消耗していました。8~9年前の製品なので、部品注文できるか心配し
ましたが、現在も製造しているとの事。

 あと2~3日で届く予定です。早く、着火したい・・・。

 ちなみに、五徳にワイヤーを巻いているのは、滑りやすかったので自分で滑
り止めのワイヤーを巻きました。こーゆーのが楽しい・・・。

 いつか旅先で壊れた時があって、その時は本当に困った思い出も。

 今、この写真を撮った時、手に煤が付きました。
ユーコンの思い出の煤・・・。

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久々のアウトドア話

 4月以来、この“ユーコン”のカテゴリを全く更新していませんでした・・・。
ずっと気にはなっていたんですけどネ。

 この間、掃除をしていたらユーコンの川旅の日記が出てきました。
今後は、この日付けに添って更新していきたいと思っています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 そんな中、この間アウトドア好きの知人と夜中の海へ、なんとか?オリ
オン座流星群なるものを見に行きました。本当に楽しかったぁ~。
(結局、流星群なるものを見る事が出来なかったのですが)

 その際に感じた、野外の冷たい空気の匂いと、軽食とお酒の匂いが交
わりつつ、ただ空を眺めているだけと言う全体的に、心からぼぉ~っとし
た雰囲気に再びアウトドアの興味が再発しつつある今日この頃・・・。

 今晩、常連のお客様がお友達と一緒にご来店。
感じのいい優しい、おっちゃん様お二人です。


 なんと、その連れのお友達はシーカヤッカーではありませんか!
常連のお客様も聞けば、アウトドア人間!(ある程度のキャンプ装備とミ
ニボートの船舶免許も持ってるそうです)

 ⅰ-Phoneで、天草や日向灘の写真を見せてもらいました。

 ニンバス社のカヤック、パドル、PFS、テント、クッカー、ガス、コンパス
などの装備の写真。数年ぶりに聞く、イワタニプリムス、モンベル、シェ
ラデザイン、スノー・ピークなどの固有名詞。
(わからない人には、なんのこっちゃ?でしょうが・・・)

 ユーコンを旅した当時のワクワク感が増長してきて、お話を聞きながら
鳥肌が立ってきました。

 特に、天草の洞窟の写真はよかったぁ~。

 波のチャプチャプする音、潮風の音、テントの匂い、ガスの香り、ペグを
打つ音、カヤックならではの低い目線、木立のざわめき、夜空の透明感、
孤独感、軽い切り傷、爪に入った汚れ、痒い頭、脂っぽい顔、虫さされの
跡、半端に汚い(キレイ)な食器、ろ過しても何か浮いてる水・・・そう、アウト
ドアって“野外生活”なんですよ。“野宿”なんですね。

 そんな匂いが・・・ムムムム・・・懐かしい・・・。

 そんなお客様がお帰りになる際に外までお見送り。
お二人とも自転車で、来られてました。マウンテンバイクで。

 自転車もいい。

 かつて群馬の山を、日光の杉並を輪行した思い出が、蘇る・・・。

 サドルの硬さ、ブレーキシューの音、スピードメーター、ペダルの重さ、
道路マップ、六角レンチ・・・う~ん、キリがない・・・。

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                 ~高知(四万十川)~

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白夜

 緯度が高い為、夜11時~遅い時は午前1時頃まで明るいです。

ずっと夕方の様な感じです。

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 その時、その場所にいれば「ずっと夕方やなぁ~」って思うだけですが、後で
こうやって今、写真を見てると、何故かその場所で見た景色より、デジカメの景
色の方が「綺麗やなぁ~」って思うのが不思議です。

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 「夜中だけど明るいよ」って気持ちでなんとなく撮った写真がベストショット
になった2枚です。

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地産地消とゴールドラッシュ

久々の更新です。

 そろそろ生鮮食品が欲しくなる2週間目。
釣りを始めました。

 現地調達現地消費の地産地消です。釣ったら食べるです。

釣りなんて小学生の頃、大淀川でボラを1匹釣った以来です。

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 基本的に人がいない場所なんで、入れ食い状態!
魚は小さいので、小さな毛針を川に投げ込んだらすぐ魚が寄ってきます。

 写真の魚はグレイリング。白身の魚で淡白ですが、小骨が多い。
川魚だから泥臭いかなぁって思いましたが、全く匂いもなくメチャメチャ美味。

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 まな板がないので、三枚おろしは平らな石の上でしました。
この写真を見るだけで、また食べたくなってくる・・・。

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 上の写真は台風で寸断された道路の様にみえますが、土砂崩れです。
自然のまま、やりっぱなしの土砂崩れです。

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 特に川が大きく蛇行している所は侵食されやすいので、頻繁に崩れる様です。
「ドドドド!」って音がした瞬間の写真です。

 川岸付近は浅瀬や流木もあるし、土砂崩れも多いので、川の中央が安全。
浅瀬に乗り上げた瞬間、流木が突き刺さり、上から土砂が降ってきたら、凄く
運の悪い人だと思います。
 

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 ユーコン川の流域はかつての「ゴールドラッシュ」があった場所です。
それこそ一攫千金を求めて、世界中から人々がこの地にやってきました。

 1840年代にサンフランシスコでゴールドラッシュが始まり、1890年代に北
アメリカ最後のゴールドラッシュがこの流域で起こったそうです。

 1890年代は明治の中・後期

 上の写真の掘っ立て小屋は当時の人が住んだ仮住まいの跡です。
丸太と丸太の間にコケを詰めて、風の侵入を防いでました。

 この小屋も当時のままで、ほったらかし状態。立ち入り禁止とか撮影禁止
とか何にもありません。

 100年以上前の建物が、自然のままに朽ち果てて行くのでしょう。
それが自然・・・っていうスタイルがいいなぁ。

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 朽ち果てた砂金掘りの掘削機。

 さっきの小屋といい、この掘削機といい、全くほったらかしなので、かえって
博物館にある同じ様な物より、リアリティがあり、“栄枯盛衰”などと言う言葉
も思い浮かべたりして、現実味がありました。

 “一攫千金”を求める人達の為に、交通網が発達し、砂金掘りのルールや法
律が出来、銀行家、ホテル業者、散髪屋から医者、ギャング、警察が集まり、
いろんなドラマがあって、100年後の今は廃墟になり、そこに僕がいる。

 ・・・なんか、グッとくるものがありました。
 
 

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旅から生活に・・・

 河旅を始めて4日ほど過ぎました。だんだん環境に慣れてきて、“旅”が“生活”に変
わってくる様になりました。

 キャンプに適した場所を探し当てカヤックを降り、焚き木を拾いながらテントを張るの
に調度いい場所を探します。

 ものの5分足らずでテントを張り、焚き火を始めます。テントという狭い空間ですが、
屋根と壁と床(全てビニールですが)があるだけで何故か非常に落ち着きます。
 一家の主として居を構えたからでしょうか(全てビニールですが・・・)。

 そこに焚き火という人間にしか作れない“火”があるだけで更に安心するものです。

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 ずいぶん、気持ちも落ち着いてきたので、初めてご飯を炊きました。この4日間は
食事を作る気力がなく、水とチョコレートばかりでした。
 
 ご飯(もちろん河の水で炊く)&味噌汁(インスタント/お湯はもちろん河の水)の王
道の組み合わせ。おかずは、・・・

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 ホットケーキ・・・。すごい組み合わせ・・・。ちなみに水で溶くだけのインスタントのホッ
トケーキ。でもですね、インスタントですけどようやく自分で作った手作り料理なんです。
 このホットケーキの甘さと温かさに心もリラックス!(水はもちろん河の水)

 食事が済んだら後は自由時間?食器を片付けて、歯磨きして後は自由。ちなみに
風呂は入りません。ありませんし・・・。朝起きて、河でちょちょっと顔を洗う程度。河の
水は雪解け水なんで恐ろしく冷たい。河に入っても膝までがやっとですね。

 汗はほとんどかかないし、数ヶ月風呂に入らなくても体もまったく匂いませんでした。
ただ、匂わないものの2ヶ月後にある村でシャワーを浴びたら、そりゃ、もう凄い垢がボ
ロボロ出るわ出るわ。3分1ドルのシャワーを3ドル分使って垢をむしり落としたら体重が
軽くなった様な気がする程。                          (続く・・・)

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河旅の初日の夜

 大自然の中での初日の夜はさすがに緊張しました。熊に。
出くわすかもしれないので。
 

 旅の前にとりあえず熊に関する情報を集め対策も考えてはいたのですが、知識だけ
では当然怖い。まずは遭わない様にする事が大事なんです。

 
 食料のにおいを残さない様、食事の後は食器も含め自分自身も焚き火の煙で燻し
ました(少しの気休めも欲しかったので)。普段、日本人の生活の中で買い物中にひょ
っこり熊に出会う事はありませんが、北米やヨーロッパ山中では割りによくある事らしく
日本人は熊をい甘く見すぎてると言われます。
 

 旅の途中で合ったドイツ人のカヤッカーはその点、徹底してました。食事する場所
とキャンプを張る場所は変える。キャンプ地ではテントから離れた場所の高い木の枝
に食料を吊るす・・・など熊に対する心構えがしっかりしてました。

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 これを徹底するのは大変なんですよ。本当に・・・めんどくさい・・・。だからやっぱり
しませんでした・・・。

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 夜(と言っても白夜なので夜12時ごろでも夕方みたい)、右手に小さなナイフ、左手
にベアスプレーを持って寝袋へ。気温はやや肌寒い程。周りは河の流れの音と小鳥
のさえずりが聞こえる程です。

 もんもんとしながら数時間、ガザガザッと小動物の音?リス?キツネ?音は小さい。
大丈夫!大丈夫?・・・いやもしかしたら熊のシッポが枝を触った音?大変?大変!

 撃退法その1は、大きな音を出して「人間がここにいるぞぉ~」とアピールする事。熊
は人間は危険という事を知っています。でもいきなりアピールすると熊も驚いてパニッ
クになり襲ってくるそうです。ましてや子育て中の母熊は我が子を守る為、見境ないそ
うです。季節は雪解け後の春、まだ食料の少ない早春、熊の出産の時期・・・。

 撃退法その2.。ばれない様にじっとしている。熊とわりと距離があって、熊が気付いて
いない様だったらという条件。

 結局は撃退法1.2も熊に遭う時は遭うし、殺られる時は殺られる。自然界に勝手に
お邪魔したのは人間なのだから・・・と言う事ですね。

 初日の夜は、その2の「じっとしている」作戦を実行しました。朝、漫然としない様子で
寝袋から這い出てきました。あの夜は、恐怖のあまり自分の心臓の大きな音しか聞こ
えなく口から飛び出てきそうでした。この心臓の音に熊が気付くんじゃないか、俺の心
臓うるさいぞ!暫く止まってろ!って本気で思いました。止まったら終わりなんですけ
どねsweat02                                       (続く・・・)

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絶景と歌と

 河はゆっくりと流れて行きます。今まで見たことがない360度のパノラマの中を進んで
行きます。何もない、人もいない、人工的なものが10km20km30kmそれ以上の半径で
何もない空間です。何もない心地よさ。空気も美味しいですが、空間も美味しい。

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  当初は、3カ月という期間を気にして一所懸命パドルを漕いでました。しかし漕いで
も漕いでも進んだ気がしません。景色には飽きないんですけどね。景色は一刻一刻が
微妙に違っていて感動的でしたし、過ぎてしまった景色はたぶんもう一生見ないんだろ
うという思いもあったので。

 そもそも目的地も明確に決まってませんし、何も急ぐ事はないんです。急ぐ旅をする
為に来た訳じゃないし。よって漕ぐのをやめました。どっちにしろカヤックは河口に向っ
ているんで、勝手に前に進んで行きます。パドルを置きました。

 とりあえず「ヤッホー!」と10回ほど叫び、後は景色を見るだけ。ラダー(舵)取りがあ
るカヤックなのでペダルで方向をたまぁ~に調整するぐらい。する事がないんです。わく
わくする環境にいながら、する事がない楽しさ!

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        ~水面に反射する景色を横切るビーバー~

 すばらしくする事が無いのでまたしてもとりあえず知ってる限りの歌を歌うしかなかっ
たんですよ。校歌・童謡・歌謡曲(宮崎小学校~森の熊さん~長渕剛)まで。知らない
歌詞は誰もいないので堂々とごまかしながら、歌う歌う。一人ハモリもしました。

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 んで歌い疲れたので今夜のキャンプ地をなんとなく見つけた訳です。(続く・・・)

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いい感じの孤独感で出発

 空港からダウンタウン行きのバスがあると聞いたので、55㎏に近い荷物
を引きずりながらバス停へ。暫くしたらホコリだらけのバスがトコトコやって
きました。ドライバーは西部警察の渡哲也がしている様な真っ黒なサング
ラスをかけたワイルドな女性。片腕はハンドル、もう片手は窓の外に腕を出
しながら「運転は私にまかせな!」って雰囲気で超かっこいい~。

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  運転手 : 「札は使えないよ。小銭だけ。どこへ行く?」
   僕   : 「キャンプ場はある?その近くは通る?」
  運転手 : 「この人をキャンプ場まで連れて行くから少し遠回りしていいか?」 
         (後ろを振り返りながら、他の乗客に向かって)
  乗 客  : 「イェ~(yes~)」

 なんて親切なんだろ~!他のお客さんがいるにもかかわらず路線ルートを外
れて、わざわざ迂回してくれるなんて!お客さんも一同そろって「イェ~」だし!

 他のお客さんは4~5人。いわゆる先住民(ファースト・ネイション)の方々で見た
目は日本のお爺ちゃん、お婆ちゃんって感じです。

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         キャンプ場の横を流れるユーコン河の一部

 食料などは街で購入。街は意外となんでもあってマクドナルドや映画館・ショッ
ピングモール・・・etc。繁華街の規模は宮崎市内で言うと橘通りよりちょい小さめ
のそれが全ての街。必要最小限のお店がちゃんとあって、街の端から端までは
歩いて行けるし、ちょうどいい規模でした。

 キャンプ場ではのんびり2泊。成田→バンクーバー→ホワイトホース→バス→
キャンプ場→買い物・・・までの行程が一気に来たし、途中から辞書片手に英語
だしで疲れてしまいました。ゆっくり休養を取って出発に備えましたよ。 

 出発地点はここホワイトホースからバスで2~3時間かかるジョンソンズ・クロッ
シングという所。ちなみにこのグレイハウンドバスの手配はバス会社に赴いて予
約してもよかったのですが、バス会社の近くにある公衆電話からしました。
 単に公衆電話を使ってみたかったから・・・です。

  バス会社(電話) : 「はい、グレイハウンドバスです」

  やっぱり電話越しでも発音がいい~と感心した思い出があります(変?)

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         ジョンソンズ・クロッシングでまたも2泊
   (船を組み立てて、テント張って荷物整理してまたクタクタ)

 バスの中で一眠りして運転手に起こされて目が覚める。ここジョンソンズ・クロ
ッシングで2日間かけて準備と休憩したし体力もOK!ここは小さな雑貨屋しかな
く、2日間で見かけた人は1人・・・。もう孤独の風が吹いています。いい孤独感!
まってました孤独感!

 2日間の休憩だけどこの旅の全てが仕事をしていないという意味で休憩(休み)
の様な感じもあって多少複雑な気持ちになりつつ、この2日間は休憩(遊び)の為
の休憩だよという贅沢な気持ちもありつつ、これからの旅の不安もありつつ、帰
国後の仕事探しの不安もありつつ、そもそも帰国出来るのかな?という怖さもあり
つつ、いろんな事を“つつ”と引きずりながら、その日は河の流れが止まっていた事
もあって、いきなり間違って上流に向かって100mほど漕いでました・・・。

 東西南北を調べないまま、上流・下流も把握しないまま出発したのでした。
だってあこがれの大河が目の前にある訳だし、河だけに流れに任せればいいや
って思いもあり、その時は一刻も早くカヤックの揺れを感じたかったんです・・・・。
 子供の時以来の押さえ切れないワクワク感で弾けてました!

     ※ちなみにここはテスリン河(非常に水がきれいです)。ここを
     数日かけて下り途中でユーコン河の本流に合流します。つまり
     テスリン河はユーコン河の支流です   

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  「ヒャ~、絶景!絶景!孤独感!ちょうどいい感じの孤独感!」

                                  (続く・・・)

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バンクーバーは東京駅と変わらない

 成田空港からバンクーバーに着きました。機内1泊で10数時間も掛かって、
色々紆余曲折あったのに、「着きました」って一言で終わってしまってる事に
今、驚きました。

 でも逐一、書いているとキリがないので思い出を箇条書きにします。 

 ・成田空港でのカレーが高かった
  (会社を辞めた後の旅なので節約してました。腹が減ったら“水を飲め”が基本)

 ・面倒な手続きを経てやっと取得したパスポートの役目の半分がもうここで終わった
  (本当は滞在中に自分は日本人ですよっていう大事な証明書なんですが)

 ・国際便に一歩、足を踏み入れたらそこはもう海外だって聞いてましたが、メープ
 ル街道ツアー客の様な団体が多く観光バスみたい・・・。

 ・日本で公開前のスパイダーマンが日本語字幕の機内映画で観れた

 ・スチュワーデス(って言う世代です。僕は)は大変な仕事だぁ~って思った

 ・機内のトイレは以外と込む

 ・バンクーバーは東京駅みたい(右も左もわからないと思いましたが、ちゃんと
 案内板があるのでスイスイ。余計な英語は見ず、必要な乗り継ぎ地の英単語
 =地名のみをひたすら目指す)

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 バンクーバー(国際線)です。ここからローカル(国内)線のホワイトホース行き
に乗り継ぎです。「な~んだ、東京と変わらないじゃ~ん」と思いつつ、ローカル線
の搭乗口に向ったら・・・・あまりこぎれいとは言えないカウボーイみたいな、悪役
のカウボーイみたいな、ターミネーター2で最初にやられちゃう髭もじゃで刺青たっ
ぷりのカウボーイみたいな方々が数人、転々としていらっしゃいました。

 たくさん人がいればそうでもないのでしょうが、“数人”、“転々”としていらっしゃる
その立ち位置のその間隔が怖さ倍増で、「あ~、海外だぁ~」って思いました。

 国際線=東京、国内線=海外の空間が同じ空港の敷地内で通路一本隔てて
突然現れたのでびっくり!

 ちなみに、入国手続きで「入国の目的は?」と聞かれ「ユーコン河をキャンプしな
がらカヤックで下る」って言ったら「クレイジー・・・死ぬな」って言われた・・・。

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 バンクーバーから2時間ちょいでホワイトホース空港。宮崎空港の半分ほど
の規模。もっと小さいかな?

 夏なのにとにかく乾燥しています。即効で唇がバリバリ。リップクリームがない
と大変です。まずはリップクリームが欲しかったのですが、その前にする事が
あります。泊まる所を探さなきゃ・・・。泊まる施設ってそもそも存在するんかなぁ~?

                                          (続く・・・)

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荷物を引きずって成田空港へ

 お店を始めるずっと前に、僕は東京で10年程サラリーマンをしていました。

 そんな僕が会社勤めを辞めてお店を開業するまでの間、カナダのユーコン
準州にあるユーコン河(延長約3,700km)・・・・のうち、約1,000kmをのんびり
3ヶ月間旅をした思い出を書きとめようと思います。

 結構、ウルルンみたいな出会いもあったり、電波少年みたいなアポなし訪問
があったり、トリビアの泉の様な「へぇ~」がたくさんありました。

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 そうそう行った期間は2003年6月中旬~9月中旬です。
オープンの往復チケットとカヤック、キャンプ道具を持って、地図もなく現地の宿
も決めず単身(ほぼ初めての海外でしかも英語話せない)で行ってしまいました。

 今程、インターネットの情報もなかったし、インターネットって?いう自分だったの
で行き当たりばったり決め込みました。そんなドキドキ感も楽しかったぁ~です。

Photo

 そもそもアウトドアにはまったきっかけは、「体を動かしたい」という理由です。
仕事が休みの日は家でレンタルビデオ見たり、コンビニご飯食べたり、ぼ~っ
として息をしているだけの休日。

 そんな訳で、今までキャンプなんかした事もないのに、東京近隣の海・山での
独り野宿や、マウンテンバイクでの日光杉並木街道散策、群馬県白根山登り(
途中で断念。草津温泉だけ楽しむ・・・)、魚野川(信濃川支流)や北上川(盛岡)
のカヤック旅の2~3泊程度の旅行を地味に実行してた訳です。それがエスカレ
ートしていきました。

 「道路マップル」からいきなり「地球の歩き方」へのランクアップです。しかもユー
コン準州なんてマイナーな所は3行ぐらいしか載ってませんでした。
 そもそも「体を動かしたい」ってそれだけの理由でこんな旅に発展するとは思っ
てもみませんでした。

 あー、憧れのユーコン!準備の為に、御茶の水や新宿、渋谷のアウトドアショッ
プによく行ったなぁ~。

 カヤックが25~27kg、キャンプ道具が25~27㎏=計約52~53㎏。僕の体重が
55~57㎏(痩せ過ぎ!?)。ほぼ体重と同じ荷物を、今ではどうやって運んだか
覚えてませんが、フンフン鼻息荒く成田空港へ到着しました。    (続く・・・)

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